ふたご座流星群見物そのあと

2日前 うんと防寒をして夜空を見上げました 叶えようのない願い事をかけられたって困るだろうな それでも律儀に落ちて来る流れ星 不時着した未確認飛行物体は 暗闇で時々 紅くまたたいています ETって ちゃんとお家に帰れるお話だっけね

知らない駅

道に迷って辿りついたわけではない あたたかい湯気のむこう 見えそうで見えなかった星は 今 この手の中にある

きりがない

martedi nove maggio どこまでいっても その先のほうが あるいは さっきまでいた所のほうが うんときれいに見える 小雨から逃れて不治の下

一匹ライオン

martedi cinque aprile 孤独はこわくない もともとだもの

敢え無いありさま

venerdi torentuno marzo 我が身は朽ちて行くけれど 想う気持ちや 慕う心は なにも変わらない 大好き色のブランケット 暖かい優しい夢のようだった肌触りにくるまったまま どこへも行かず ずっとここに居続けよう

願い

domenica venticinque dicembre 小さなワガママと ずっと持っていた願いとを 聞いてくれるサンタさん あなたは幸せでいてくれてますか? いつまでも

あげたがり

lunedi dicianove dicembre 人はなぜ欲しがるのだろう そんなに欲しいものってあったかしら

居るか居ないか分からない

giovedi ventiquattro novembre あーん と口をあけて食べさせてもらう 定位置だったなら これ以上の幸せはない

リセット

domenica ventiquattro ottobre 条件が揃えば ヒトにも羽が生えるのだと思えた 鋭く痛む小さな傷は むかしむかし

見晴らしは雲の中

lunedi tre ottobre 週明け早々 雨もぱらつく朝に あれに乗っている人ってどのくらいいるのかしらん ひとりだと こわいのかな

甘めを探して求める

venerdi trenta settembre 急に秋 洗い髪が冷たく感じて 半年ぶりくらいにドライヤーをかけました 好きな声のような温風で ほろ酔いです

よりどころもたいがい逃げ出すような音楽

giovedi venticinque agosto 日常生活に支障ありませんが、まあまあ一途過ぎるかも ばかばかしいほどに可愛らしくありたいです レベッカとフィオナ Drugstore Loven' youtu.be

夕空の下で深呼吸

sabato venti agosto 誰かに理解してもらおうなどと考えないこと それはたぶん分かっているはず、でしょう? とだけ言われた日

ぱたぱた

venerdi 1 agosto かぐわしい風を受けると 偶然、照らしだされた虹

まっさらの

lunedi diciotto luglio モノクロの世界で 初めて嗅ぐバラの香は 何色だったか

梅雨の緑

sabato nove luglio 空気までが甘い

ゆらゆら

martedi quattrodichi jiugno 見つめたいのに まぶしい くずれてしまいそうです

欠けたお皿

lunedi ventitre maggio 満月の翌日の宵 泣き腫らしたかのような大きな月が昇って来る 痛みに堪えている顔色は 赤い

推して知る

giovedi ventotto aprile 馬が要らない水を飲まないのと同じ 言い辛いことは 言わせなくていい 聞かなくていい

虹色で包んでくれる音楽

giovedi ventotto aprile このまま、まろやかな石の中に閉じ込めてください 雨露しのいで暮らせますように アグネッタ・フォルツコグさんのバブルという曲 yout

続く道

venerdi otto aprile ずっとピンクの絨毯が引かれた上を歩いていられるなら

いまだ咲かず

venerdi venticinque marzo このまま時が止まればいいのに とも思うし 月日なんて流れ過ぎてしまえ とも思う

黙るしかない

giovedi diciasette marzo 自分が静かにしていれば 取り巻く世界も静かになるかな いま 声を無くしている とっても困るけれど ほっとしている

こもりがちな日々だけど

lunedi quattordici marzo なんと優しい味 かすかに栗のような甘みを思い起こさせる後味で すっきり

桃の節句

giovedi tre marzo 好もしい人物になりたくて 言葉を選ぼうとしている 選んだつもりになって言葉を発するたび そんなに強い人間では無いと思い知る どんなおひね様でも 行く末の幸せを願ってもらえる日 ホームメイドのようなお菓子を食べた 聞くことは無いで…

つまづく

martedi due febbraio こんな蓋までじっくり見ちゃう よっぽどうつむいて歩いているのだわ

わがままを行う

giovedi ventotto gennaio 1分ほど 寒さ辛さ痛さを忘れて見る初夢

寒波

lunedi venticinque gennaio お月さまが凍って壊れそう なにも出来ない ひたすら案ずるのみ

自分だけが知っている

mercoledi trenta dicembre まことに幸せな年でした

ちょうどよく満たす

venerdi venticinque dicembre 月がまんまるになるたび ざわつく深奥を鎮めてくれる ああ大丈夫だ って思える。