2015-03-01から1ヶ月間の記事一覧

un baccione

venerdi ventisette marzo 青かった紅甘夏柑も、いつの間にか食べ頃になっていたから、マーマレードを作った。 ちょうどよい苦みと甘さと、ちょっと変わった香りで、大好き。 さっき引き当てたチョコの中に入っていた一節。 Bocca baciata non perde ventura…

私だけの時

giovedi ventisei marzo この世を手に入れた気がした。 夕陽はストップウォッチ。

ううん、知らない

Sabato ventidue marzo 数日前、大雨の日。 映画「至高のエトワール」を観る。 生まれ持った身体的資質は必須条件だし、苦労努力なんてものは当たり前だからか、語られもしないのね。 ひたむきに他者を受け容れる、優しい美しさに圧倒された。 停めていた地…

逃げ込む花

sabato quattrodici marzo 水の滴り落ちるリズムが織りなす音楽を聴いていると、 透明なバリアで外界から守られているように思えてくる。 私だけの小さな空間の中では、 聞きたくないことは聞こえないし、見たくないことは見えない。 ああ、この曲名を早く調…

茶柱

venerdi tredici marzo 朝から、帰りたくて帰りたくて仕方なかった日。 私は、いったい何を心配しているのだろう。 落ち着かない心を、とびきりいい香りが撫でてくれた。

願い

domenica otto marzo 今春はじめて見る沈丁花。 挿されたばかりなのか、とても小さい。 新しい道に、深く根付きますように。

桃の花

mercoledi quattro marzo 花芽が吹きこぼれて、小さな春色。 揺すられたらすぐ落ちちゃうから、気をつけて。

バンダ

lunedi due marzo 哀しみの表れかたは人それぞれ。 いろんな思いがまとわりつきます。 せめて清しい空気を。