Red Moon


開山1200年前という古刹本殿でチェロと声明の室内音楽会。
クリスティアン・ギガー(Chistian Giger)ご夫妻が演奏にいらした。
会を企画された方とお寺の貫主さまとが縁戚ということで、ほぼホーム演奏会。
聴衆30人ほど。贅沢だなあ。。。
お灯明と行燈の光がやわらかい。
畳と襖と御簾と衝立とが音を吸収しちゃうから、今、鳴ってるそのものの音を聴いた。
ギガーさんの息遣いも。
プログラムは、
ベンジャミン・ブリテン無伴奏チェロ組曲第3番作品87
 もう難解過ぎて、どんな曲だったか思い出す事すら出来ないーーー。
 「チェロとはこういうことの出来る楽器ですよ。」というデモンストレーション的な曲のように感じる。
 この先、一般的なコンサートでは聴く機会なんて絶対無いだろうから貴重な体験でした。
フランツ・シューベルト:アルペジョーネソナタD821
●J.Sバッハ:アリア管弦楽組曲第3番BWV1068より(G線上のアリア)
メンデルスゾーン:無言歌作品109
●多忠亮:宵待ち草
滝廉太郎:荒城の月
山田耕作:この道


今夜は皆既月食。美しい時が終わって欲しくないと願いつつ。