いつか、もしも、私なら
mercoledi dodici novembre
京都国立博物館に鳥獣戯画甲巻を見に来たら、館外で120分待ち+館内中央展示室前で40分待ちの表示が。
何の下調べもせず気楽に来て、びっくりだったけれど、待ち時間中たくさんの人を観察をしながら思ったことがある。それは、また直接お話しするとして。
鎌倉時代13世紀に作られたと伝えられる、白光神立像が印象深かった。
白く冠雪したヒマラヤを現しているとされる像は、目と眉と唇以外、白一色。表面に雲母を刷いて、きらきらして。
どうしてあんなにきれいなのかしら。
あともうひとつ。
新羅の儀相に想いを寄せた唐の善妙は、彼を故国に無事に送るために、海に身を投げ龍になり船を守護したというお話。
望んで出来るものなら。ね。
博物館から出てきたら日暮れどき。
帰る所があるようなないような空気の冷たさになっていた。