同窓会のような日


今は昔。泥臭い恐竜が闊歩していた時代に
とても可愛がってくださった方からの電話を、今朝受けた。
当時からすでに時間感覚の滞り気味な人だった。
伝聞の伝聞の伝聞のそのまた伝聞の耳触りの良いエキスのみの
彼にとっては純度の高い、ぼやけてしまったニュースで
今を捉まえている。
譲ることの無い、こだわりの人。
いまだ何かを勉強していると言う。
時の流れるにつれ消え去ってしまった物事の影が心の支え。
電話口では大きな声で元気そうに笑っている。
ちゃんと着替えて、うっそうとした垣根の中から出て、
新鮮な空気と鮮やかな景色を楽しんで欲しい。


そうこうしている間に、旧友と別ルートで再会。
こんな日もあるのね。