さすらう


この時期はかなりきつい。特に今年は(って、毎年言ってるか)。
ここ数カ月、新たな境遇を求めつつ手に入れつつ、
そしてまったく別のひとつのことから逃げている。


逃げ込む先は、Markus Werba の歌の世界。
と同時に現実の世界に留まらせてくれる救いの声。
・・・はああ。
ためいきだわ。まったく。


先月のコジの感想もなかなか書けないうちに、
週末にBBCradio3で彼の歌声を2夜たて続けに聴いたので、
また2月の感動地点に戻ってしまいました。
先日の放送分が今日からまだ4日間聴くことができます。
Lieder eines Fahrenden Gesellen(さすらう若人の歌)は
1時間24分頃から、彼の歌っているところは20分間にも満たないので、
Markus未体験なら、ぜひ御一聴を。
http://www.bbc.co.uk/programmes/b00rs73p#synopsis
まるではっきりしない意識の中にいるかのようであるのに、
なのに、苦しむ気分を鮮明に味わえます。
この辺の感想はあくまでわたくし個人の心のもので、専門的ではありませぬよ。
プログラム代わりにこれが便利かもしれません。
書かれている解釈はあまり読まずに、歌詞だけを参考にされるのをお勧めします。
歌詞が少し分れば、あとは照明を落としてマルクスさまに身を任せるのみ。
感じてください。


追記:来週4月19日ロンドンWigmoreHallでお昼時間のコンサートがあるようなのですが、
チケット代、どうしてそんなにお値頃なのかしらー?うらまやしー!