炎の中から福を拾う


お休みだったので、足を伸ばしてとある神社へお参り。
参拝経路を辿って山から下りて来ると、裏手のあたりで
納めたお札やなんやかんやのお焚き上げの作業をしていらっしゃるご様子。
見せるための催事風な焚火ではなく、実質的な焚火。(うまく表せないけれど)
寒くて冷え切っていたので、じりじりと近づいて火にあたらせていただく。
作業を見ていると、燃えている底から燃えない陶器製の干支や
お神酒徳利や、灯明台や、真鍮製品やガラスやらがわんさと出てくる。
「こんなん、入れるんやでー。」と、縁起物とはいえお困りのご様子。
お話に相槌を打ちながらあったまっているうちに、
焚火で焼けたお餅がダンボール箱にぽいぽいと入っているのを発見。
その熱々の大小様々なお餅をのぞきこんでいると、
「芯かてーけど、もろーたら、ええがー。」とすすめて下さった。
わーい、と小躍りしながらはぐはぐはぐはぐ。という写真。
お供えのおさがり。人々が願いをかけたおさがり。
食べるに困らない人になれますように、と願いつつ我が腹に福を納めた日。