北の朝空、希望に明けて


知床五湖。水芭蕉
そっか。
この広大なしっとりが海側の断崖絶壁から細い滝になって落ちて行くんだー。
来て、見て、なっとく。
雲の中に知床連山のピークが隠れています。山の表情は15分と先が分らない。
そこに立って目を離さず見ていると、ふーっと現れたりする。
訪れた前の週に道路が全面開通したばかりだからか、シーズンにはまだ早いのかしら?
木道に人の姿は無く、貸切!すごく寒いけれど、
ときどき差す薄日を蓄えた自然木の手すりの温かさが、手にやわらかかった。

国道としてはこの先どん詰まりの道、岩尾別あたりに、戦後開拓の居住跡があった。
木の無いわずかな範囲が開墾の苦闘を試みた名残。
これが、どういうことか、ということを教えてくれる現物の風化前ぎりぎり。
明治からの屯田兵とはまた違う、拓北農兵のお話です。

黄山の玉子売りさん達、一掃されていました。
あー。
この立て札を見て、そういうことでしたか!と。

正規の蒸し玉子をば、もぐもぐ。いくらでも食べられるわね。おいしっ。
今回の旅で初めて、お湯質の違いを実感できたんじゃないかしら。
つべっつべになるお湯、浮いちゃって体がクルンクルンするお湯、味のするお湯、いつまでもぽかぽかのお湯。
実はお風呂嫌い(語弊があるな、湯アタリしやすいの)だから、ちゃんと浸かったこと無かったのよね。
露天だと大丈夫だった(喜)!
夜空に、あったまった腕を差し出して、湯気が一斉に闇へ昇って行くのを見るのが楽しい。
雲の素になる自分を妄想。←脳ミソ煮えてますね。
まだ涼しい(寒い。夜の外気温3〜6℃とか)虫の寄って来ない時期に来られて良かったなあ。